2017_11
25
(Sat)15:44

花より紅い

img_0_20171123174011f73.gif🍂季節が見える二十四節気・七十二候
二十四節気
小雪
(しょうせつ)11月22日
街の雨は山では雪
遠望する国境の山は真っ白❄
浅雪
七十二候

虹蔵不見(にじかくれてみえず) 11月22日
虹が見えなくなる
陽の光が弱まり、空気が乾燥し、あまり
「虹」を見かけなくなる。
言われてみれば冬に虹は縁遠いですね!
対置は春の清明の末候「虹始見
(にじはじめてあらわる)
「蔵」は潜むという意。
朔風払葉
(きたかぜこのはをはらう)
11月27日
北風が木の葉を吹き払う
街路樹も日1日と葉を落とし、寂しく感じるこの頃。
「朔風」は北の風、木枯らしの意。
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※今は非公開にしている旧垢ブログの記事の書き直しです。
井波律子著中国名言集一日一言(岩波書店)
十一月中の名言から
 
『霜葉は二月の花より紅なり』


晩唐の杜牧の漢詩「山行」中の
色彩感覚に富んだ警句(極め付けの名句)として有名です。
季節は晩秋🍁から初冬⛄へ
郷土のマザーマウンテンにドライブする時には、
この詩のような風景に出会うのでことさら私には印象的です。

170320 09;11;58 絵画【水墨画】 - 詳細表示 - さんぼうやまのブ 071 
 山行
    杜牧
遠上寒山石径斜
白雲生処有人家
停車坐愛楓林晩
霜葉紅於二月花


(書き下し文)

遠く寒山に上れば 石径斜めなり
白雲生ずる処 人家有り
車を停めて 坐(そぞろ)に愛す 楓林(ふうりん)の晩

霜葉は二月の花より紅なり 
    
(現代語訳)
遠くの寒々とした山に登ると、
石の混じった小道が斜めに続いている
霧のような雲がかかるこんな高所でも民家がある
夕暮れの楓林の景色に心を打たれ車を止めたが、

霜にうたれて赤くなった紅葉は、
二月に咲く桃の花よりもずっと赤い


※「二月」は今の暦と違い「仲春」、春のさかりを意味します。
一月、二月、三月を春とし、それぞれ「孟春」、「仲春」、「季春」といい、
あわせて三春といいます。
 
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この詩にまつわる逸話があります。
   
杜牧は若いころ湖州ですばらしい美少女をみつけ、
十年後にかならずこの地の長官になってくるから待っているように、
十年が過ぎたら嫁に行ってもよいと約束して別れた。

杜牧が湖州の長官となって赴任したのは十四年後のことで、
少女はすでに結婚してこども二人をもうけていた。

杜牧は呼び出して、どうして待ってくれなかったとなじったが、
十年はお待ちしましたが、おいでにならないので結婚しました
と言われて返すことばもなく、詩を与えて帰らせた。


いい話で好きなのですが、何となく切ない

杜牧については4月11日の記事「杜秋娘の想い」でも少し書いています。
出典:漢詩の名句・名吟 村上哲美 講談社


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